研究者が集う職場では僕の障がい特性なんて影を潜めてしまう…

こんにちは!母親からは、「あなたがちゃんと大学を卒業するなんて思わなかったw」と言われたり、彼女ができたと言えば「えっ!彼女できたの?二次元じゃないよね?」と疑われたりと、親からも変人扱いされていた中村です。(今でも変人だと思われているでしょうけど、それはまた別の話…)

僕は現在、障がい者雇用で仕事に就き、働いています。

就職した当初は、障がい者雇用だからもっと扱いづらそうな、めんどくさがられそうな予感がしていました。「あの人障がい者なんだって…(ボソボソ)」みたいな感じで。

ですが、僕が就職した先が大手メーカーの研究所だったため、僕の予感はいい意味で裏切られました…(゚∇゚ ;)エッ!?

というのは、障がい者である僕よりも、面倒くさい人たちがたくさんいたからです(笑)

興味が無い話は聞かないなんて普通なの…?

「他の人が話しているときは、その人の方を見て話を聞きましょう」

これは僕が就労移行支援や障がい者職業センターに通っているときに、耳が痛くなるくらい聞かされたことです。(実際耳は痛くありませんけどね!)

なので、就職して最初の会議で話を聞かず、寝ていたり、メガネをいじっているおじさんを見たときの衝撃は今でも忘れません(笑)(いや、実際笑えないけどねw)

僕も会議は好きではないので、参加するのが面倒な気持ちはよく分かるんですよ。

でも、それをあからさまに態度に出すのはどうなの?って思ったわけです。僕だって人の話を聞くのは面倒くさいと思ってしまう性格なので、基本的には聞いていないですが(おいおいw)、それでも聞いてるふりくらいはします。

興味ないからって、寝てていいわけじゃなですよね?それくらい障がい者の僕でもわかります。就労移行支援に通っているときも、スタッフや利用者が話しているときに、寝ている人はいませんでしたからね。

って考えてみると、人の話をちゃんと聞けるっていうのはそれだけでもプラスになるんだろうなーって思います。

話が長い、話題がそれるなんて日常茶飯事

「話は端的に、質問の意図を考えて答えましょう」

というのは、面接対策として就労移行支援の担当者から教えてもらったことでした。なので、どんな場面でも話は端的にまとめて話すようにしていますし、質問に対してはその意図を考えて答えるようにしています。

なのに…

僕の部署の会議では、やたらと話が長い人はいるし、質問をしても質問の意図なんてそっちのけで話したいことを話す人はいるし、僕の想像を(悪い意味で)遥かに超えてくる動物園状態です(笑)

もちろん、話が長くてもためになる話ならいいですし、質問の意図に沿わない回答でもためになるならいいんです(いや、よくないけどねw)。

でも、そうじゃない。ただただ話が長いだけですし、ただただ自分の言いたいことを言うだけなんですよね…。

就労移行支援や障がい者職業センターで教えてもらうことって、実はかなり高度なことなんじゃないかってことを社会に出てから感じている次第です。

時間通りはじまらない会議と時間通り終わらない会議

会議ではなくても、講義や授業、講演会など周りの人を巻き込んで行うことは、時間を守ることが原則だと思っていました。

時間がこれば始まり、時間になれば終わる。もちろん、終わりに関しては予定していたことが終われば、早く終わることもありますが。ただ、ここで言いたいのは、時間は厳守すべきことだってことです。

なので、時間になっても会議がはじまらず、時間がきても平然と会議を続けている状況に遭遇したときは、驚いたというよりも、がっかりしました。「大手企業でもこの程度なんだ…」って。

で、その原因は何か?というと、会議の時間そっちのけで話まくる人がいたり、どうでもいい質問をしてしまう人がいたり、その質問に対して回答になっていない回答をしてしまう人がいることなんです。ようするに、会議の空気を読まずに好き勝手する人がいるってことです。

発達障がいの中にはも「空気が読めない」ってことで困っている人がいますが、彼らは自分自身でそのことに困っていないんですよね。困っているのは、むしろ周りの人たち。

僕も高校、大学とどちらかというと「空気が読めない」人間だと思っていましたが、今の職場では「まだ空気が読める方だな」って思っていますね。

研究者が集う職場は、就労移行支援の事業所よりもヘビーだと思う

就労移行支援や障がい者職業支援センターに通っていたときは、障がいを持っている人たちと接するのって難しいなーって思っていました。伝えたい事が伝わらなかったり、意図していないことが伝わっていたりして、コミュニケーションって難しいなーって思っていました。

ですが、今の職場にきて思うのは、障がい者の人の方が素直な分だけ接するのは楽だってことです。

障がい者の場合、理屈っぽくもないですし、難しい話をするわけでもなく、また、変に詮索もしないので、話していてすごく楽でした。

一方で、今の職場の人達は研究者だった人たちばかりなので、話し方が理屈っぽいですし、変に難しい話をしたがりますし、相手に伝わってるかどうかよりも自分が満足しているかどうかって方が大事な感じで話してくるので、正直めんどくさいです(笑)

研究者か、障がい者か、どっちが関わりづらいかは人それぞれでしょうけど、僕にとっては素直な分だけ障がい者の人の方が楽に感じています。

もちろん、こうやって思えるのも、就労移行支援で他の障がい者の人と関わる中で、いろんな人への対処法を身につけたからなんだろうなーと思います。

さいごに

僕は自分自身のことを障がいがあるから、周りと違う、ちょっとヤバいんだと思っていました。

でも、今の職場にきて思うのは、僕なんかはまだまだだってことです(笑)

世の中にはもっとヤバイ人がいるし、障がいを診断されている僕よりもよっぼど扱いづらい人間がいるんですよねw

そうやって考えると、障がいなんてただのレッテルなんだなって思います。僕も、たまたま上手く社会に適合できなかったから障がい者手帳を取って就職しましたが、社会に上手く適合できたら手帳は取らなかったんだろうなーと彼らを見ていて思います。

障がい者手帳を取る人の多くは僕と同じような感じなのではないでしょうか?

でも、まぁ社会に適合できるかどうか、うまく折り合いをつけられるかどうかなんて、ある意味運命なんだろうなーって思います。たまたまいい環境、いい人間関係に巡り会えたかどうかってだけの話です。

世の中はそんなもんだって思えれば、結構楽になるんじゃないかって思いますね。

ABOUTこの記事をかいた人

中村 祐基 (大手電機メーカー勤務)

就労移行支援を経て、大手電機メーカーに障害者として就職。診断名はADHD(注意欠陥多動障害)。吃音症と糖尿病も併せ持ちます。集中力のなさと、物忘れが多い半面、情報処理は異常に速い。言ってはいけないことを言ってしまい怒られることもしばしば。ミルマガジンでは、障害者として就職活動をしたこと、就職している実体験について主に書いています。