「合理的配慮」と「対話(ダイアローグ)」の視点から考える
現在、障害者雇用は転換期を迎えています。厚生労働省は今年1月に審議会を開き、企業の法定雇用率を現在の2.3%から2026年7月には2.7%へと段階的に引き上げることを決定しました。ここからはさらに、法定雇用率を達成するという「数」だけでなく、障害者が企業の中で強みや特性を活かしながら戦力となるといった雇用の「質」が重視される時代となります。
「質」を重視する障害者雇用は、どのように進めていけばよいのでしょうか?障害者雇用を進める上で必要不可欠なものの1つが「合理的配慮」です。厚生労働省の「合理的配慮指針」では合理的配慮は、障がい者と事業主との相互理解の中で提供されるべき性質のものと記載されています。これまでの調査や研究結果では、障がい者雇用における相互理解の方法として有効なものは「、対話(ダイアローグ)」であることが明らかになりました。
今回は「合理的配慮」と「対話」という視点から、障がい者雇用の「質」を高める方法について、障害者雇用制度、経済、当事者の考え方やポイント等をそれぞれの専門家や実践者、当事者の方々にお話いただきます。そして、参加者の皆さまと共に考えていきたいと思います。
開催概要
開催日程 | 2023年3月2日(木) 13:00〜16:30 |
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対象 | 企業の障がい者雇用関係者、障がい者の就労支援関係者、障がい者雇用に関心のある方、D&Iに関心のある方 |
方法 | Zoom によるオンライン |
定員 | 100名 |
受講料 | 無料 |
プログラム | 13:00〜13:50 基調講演「今後の障がい者雇用の動向と質を高めるための合理的配慮について」 埼玉県立大学 教授 朝日雅也氏 14:00〜14:50 基調講演「障がい者雇用における『対話』の経済学」 慶應義塾大学 教授 中島隆信氏 15:00〜16:30 パネルディスカッション 合理的配慮をめぐる『対話』-企業と障がい者のコ・クリエイティブ ダイアローグ- 【パネリスト】 外貨 ex byGMO 株式会社 発達障がい当事者 高原雅之氏 株式会社 日本障害者雇用総合研究所 代表取締役 上前忠司氏 【コーディネーター】 特定非営利活動法人ディーセントワーク・ラボ 中尾文香 |
お申し込み方法 | 下記の必要事項を記入し、e-mail(info@decentwork-lab.org) もしくは、申込フォームからお申し込みください。https://forms.gle/iF152f9zrDVZ2PcZA 〇記入内容 申込先・お問い合わせ先 |
主催 | 特定非営利活動法人ディーセントワーク・ラボ 本イベントは、R4年度独立行政法人福祉医療機構 社会福祉振興助成事業 「対話による D&I を目指す障がい者雇用研修・ネットワーク構築事業」一環で実施いたします。 |