2019年3月6日/実践報告「障害者雇用3.0 ポジティブな障害者雇用にみるティール組織」

セミナー内容

先行事例から学ぶ『義務的雇用』から『相互信頼』への転換

近年、企業や就労継続支援事業所において、ますます障害者雇用・就労が促進されています。特に企業ではその変化が大きく、昨年の4月から法定雇用率は2.2%となりました。今後もさらに上昇すると考えられます。しかし、中央省庁の障害者雇用数の水増し問題が象徴しているように、障害者雇用における課題は公に明らかになってきたばかりで、それぞれの就労・雇用の場で当事者や担当者が多くの困りを持ちながら進めているというのが現状です。

全国アンケート調査とインタビュー調査の結果から、障害者雇用が上手くいっている企業には、1つの共通点があることが分かりました。それは「相互信頼」をとても大切にし、実際に組織というチームを意識して行動しているということです。それは、今話題のティール組織にも共通するところがたくさんあります。今回はその「信頼」という視点から、障害者雇用における、福祉制度、経済、障がい者と家族、マネジメント等について、それぞれの専門家や実践者、障がい当事者にお話しをいただきます。会社・事業所と障がい者が、上司・同僚と障がい者が、また、会社・事業所とご家族がどのように信頼関係をつくる必要があるのかを解き明かしていきたいと思います。多くの皆様のご参加を心よりお待ちしております。

セミナー詳細

タイトル 障害者雇用3.0 ポジティブな障害者雇用にみるティール組織
内容 10:00~11:00
  基調講演「障がい者の雇用・就労における今後の福祉のあり方」
    講師:筑波大学 教授 小澤 温 氏
11:10~12:10
  基調講演「障害者雇用と信頼の経済学」
    講師:慶応義塾大学 教授 中島 隆信 氏
13:20~14:50
  「先進的な障害者雇用企業等調査から学ぶ『信頼』と
   『チームに信頼を生み出す研修』内容とその効果」
    NPO法人ディーセントワーク・ラボ 中尾 文香
    一般社団法人働くしあわせプロジェクト 理事 北村 尚弘 氏
    長野大学 社会福祉学部 准教授 片山 優美子 氏
  「周囲の信頼が可能性を生む~家族へのインタビュー調査から~」
    NPO法人ディーセントワーク・ラボ 船谷 博生
15:00~16:40
  パネルディスカッション「障がい者との相互信頼をつくるためのマネジメント」
    【パネリスト】
      株式会社障がい者つくし更生会 専務取締役 那波 和夫 氏
      有限会社川田製作所 副社長 川田 俊介 氏
      社長  佐々木 彩花 氏
    【コーディネーター】
      NPO法人ディーセントワーク・ラボ 船谷 博生
場所 大田区産業プラザPiO「小展示ホール」
(京浜急行「京急蒲田駅」より徒歩約3分、JR京浜東北線、東急池上・多摩川線
「蒲田駅」より徒歩約13分
日時 2019年3月6日(水) 10:00~16:40
参加費用 無料
定員 100名
参加対象者 企業の障害者雇用関係者、障がい者の就労支援関係者、障がい者のご家族
申込方法 申込み欄必要事項を記入し、e-mailもしくはFAXにてお申込みください。
FAX到着後、二営業日までにメールにてご連絡差し上げます。
お問合せ 特定非営利活動法人ディーセントワーク・ラボ
東京都大田区北千束2-36-20-205  e-mail:seminar@decentwork-lab.org
TEL:03-6451-7345(平日10:00~17:00) FAX:03-6451-7346 担当者 本木
主催者 特定非営利活動法人ディーセントワーク・ラボ
協力 一般社団法人働くしあわせプロジェクト、株式会社ゼネラルパートナーズ、
株式会社日本障害者雇用総合研究所、社会福祉法人大阪手をつなぐ育成会(五十音順)

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ミルマガジン編集部では、義務や助成金を超えたメリットに目を向けるというスローガンの元、障害者雇用に取り組む企業・支援する施設・職場で活躍する障害者の方の生の声を届ける為、インタビューや見学会レポートなどを各種取材を行っています。取材等のご依頼は歓迎ですので、当サイトお問い合わせからご連絡お願いします。他にも、助成金講座や雇用義務企業人事担当者向けセミナーや現状の障害者雇用を知るセミナーなど役立つ催しを不定期開催しています。