レポート:一般社団法人日本障害者雇用企業協議会の活動紹介【後編】

前回の続き。

前回では「一般社団法人 日本障害者雇用担当者協議会」の最近の活動について触れました。
一般社団法人化した2022年8月以前から協議会の前身となる有志の集まりが母体であり、当時は関西に拠点のある4〜5社の企業担当者が毎月開催する定例会で参加企業の直近の取り組みを報告したり、現場で発生した大小のトラブルについて相談をすることがほとんどでした。

発祥が関西のため現在も加盟している企業の多くは拠点が関西圏にありますので、定例会や見学会の開催も大阪を中心としたところに集中していました。一方で、加盟する企業からは関西圏以外での見学会及び定例会の開催を求める声もあったため企画を進めていたところ、各社のご協力のお陰で2024年4月8日に東京にて見学会と定例会を開催することができました。

今回は関西圏以外では初めての開催となりました見学会と定例会の様子を中心にご報告したいと思います。

レポート:日本障害者雇用企業協議会『発足記念セミナー』

2022.06.14

「一般社団法人日本障害者雇用担当者協議会」について

2023.02.14

◯障がい者雇用に取り組む企業見学会

企業名:株式会社LIXIL Advanced Showroom
所 在:東京都港区浜松町
内 容:障がい者の雇用状況
障がい者の求人・採用、配慮・支援、担当する業務等
勤務する障がい者従業員との交流会
参加数:協議会加盟企業から15名
障がい者雇用に取り組みを進めていると幾度となく「分からない」という名の壁にぶち当たります。
WEB検索をすると多くの事例や解を見せてくれます。しかしそれ以上に、障がい者雇用を実践している企業の職場に行くことで「分からない」の壁を越えるための重要なヒントを見つけることができます。

私たちが目や耳にする障がい者雇用の実践事例には、その企業と担当者の苦労やナレッジといった経験値が凝縮されています。文字だけでなく、担当者から発するお話には不思議な力が宿り、聞く側の我々がその話に惹きつけられ、自分たちでもできるという気持ちを芽生えさせてくれます。多くの企業事例を見聞きしてきた私にとっても、新たな気づきや確信を感じる大変貴重な時間だと思い参加しています。

◯第41回定例会

場 所:東京サラヤ株式会社 会議室
参加数:「リアル参加」 17社23名
「リモート参加」 5社 8名
内 容:ゲスト企業「4社」からの自己紹介
健康管理アプリのご紹介、加盟企業開催セミナーのご案内
協議会からの情報共有
名刺交換等の交流

普段リモートで参加をされていた加盟企業の担当者とは画面越しでしかお会いできていなかったのですが、初めての東京開催となった今回の定例会では、お互いが対面でようやくお会いできた嬉しさと直接交流することができる貴重な機会となったため、開始前から熱気が感じられる会場の雰囲気でした。
当初は関東圏の加盟企業も限られていたため、準備していた会場も20席であれば十分なスペースを確保できているだろうと思っていたのですが、開催日の数日前から参加者数が定員をオーバーしている状態となり、運営側から参加者に対して満席の状態であることをお伝えした上での開催となりました。(運営側の数名は壁際のテーブルのない座席での参加)

定例会では、ゲスト企業から自社の取り組み状況や定例会の参加理由、直面している課題等について発表をしていただきました。過去にゲスト企業として参加していただいた担当者の中には自己紹介の場面で切実な悩みの相談をいただいたこともあり、担当者同士が交流する場の必要性を改めて感じます

その後、健康管理アプリを開発・販売する企業から商材についてのご紹介をいただきました。
勤務する障がい者が健康で安心できる環境で働くための支援ツールや健康管理アプリ等や助成制度、求人・採用についての情報、担当者にお勧めする資格やセミナーといった障がい者に関連するこれらの情報も定例会で共有しています。また、加盟企業が開催するセミナーやイベントに関する情報発信としても活用いただいたり、時には自社事業に関するセールス・宣伝をしていただくことで加盟企業間の新たなビジネスの機会創出の場にもなっています。

◯懇親会、他

当日は定例会後に懇親会も行い、20名の方々が食事を摂りながら更なる交流を図る機会となりました。

翌日には、幹事企業6名にて厚生労働省障害者雇用対策課を訪問しました。理由は、昨年7月より新しく着任されました同課課長の西澤氏をはじめ担当職員の皆様への当協議会の活動報告と情報交換のためでした。

◯今後の予定

懇親会の場で挙がった活動案として7月下旬にセミナーを東京にて開催することになりました。まだ企画段階ですので、テーマの決定や進捗により時期が変更になるかもしれませんが、詳細が決まりましたら改めてご案内をしたいと思います。

また、毎月開催しています定例会につきまして、6月からリニューアルとなります。
これまでは運営側からの情報発信が中心となる内容だったのですが、今後は参加者間の交流を更に深めていただくため、毎回掲げるテーマをもとにグループワークを実施していくことなります。グループワークを通じて、意見交換の機会が増え、担当者間の関係性をこれまで以上に濃いものとし、障がい者雇用の質を向上させ、組織と人の成長を目指していきたいと考えています。

今後もよろしくお願いします。

名 称:一般社団法人日本障害者雇用担当者協議会
U R L:https://nihonsktk.wixsite.com/my-site

参加企業
【幹事企業】
株式会社日本障害者雇用総合研究所
The Links株式会社
阪和興業株式会社
株式会社革靴をはいた猫
OSPハートフル株式会社
ヤンマーシンビオシス株式会社
【加盟企業】
株式会社JR西日本あいウィル            エンカレッジ株式会社
株式会社フェリシモ                 積水化学工業株式会社
大和リース株式会社                 VALT JAPAN 株式会社
株式会社障がい者つくし更生会            コクヨKハート株式会社
株式会社エルアイ武田                株式会社日米クック
特定非営利活動法人ディーセントワーク・ラボ     江崎グリコ株式会社
株式会社プーカー                  株式会社リコー
株式会社MBTジョブレオーネ            東邦フラワー株式会社
キリンドウベストクリーンサービス株式会社      株式会社資生堂
JFE商事サービス株式会社              テクノツール株式会社
ネクストワン合同会社

《2024年4月現在》
※ 順 不 同
他、参加希望の企業多数

ABOUTこの記事をかいた人

[障害者雇用コンサルタント]
雇用義務のある企業向けに障害者雇用サポートを提供し、障害者の雇用定着に必要な環境整備・人事向け採用コーディネート・助成金相談、また障害者人材を活かした事業に関するアドバイスを実施。障害者雇用メリットの最大化を提案。その他、船井総研とコラボした勉強会・見学会の開催や助成金講座の講師やコラム執筆など、障害者雇用の普及に精力的に取り組んでいる。

▼アドバイス実施先(一部抜粋)
・opzt株式会社・川崎重工業株式会社・株式会社神戸製鋼所・沢井製薬株式会社・株式会社セイデン・日本開発株式会社・日本電産株式会社・株式会社ティーエルエス・パナソニック株式会社・大阪富士工業株式会社・株式会社船井総合研究所・株式会社リビングプラットフォーム