上前 忠司 (日本障害者雇用総合研究所代表)

【株式会社日本障害者雇用総合研究所】
障害者雇用コンサルタント。企業を対象に障害者雇用サポートのサービスを提供。障害者の雇用定着に必要な環境整備・人事向け採用コーディネート・助成金相談、また障害者人材を活かした事業に関するアドバイスを実施。障害者雇用メリットの最大化を提案。その他、異業種とコラボした勉強会の開催・コラム執筆など、障害者雇用の普及に精力的に取り組んでいる。最近では厚生労働省のモデル事業や、東京都福祉局「東京都就労継続支援B型事業所マネジメント事業」「デジタル技術でつなぐ重度障害者の就労支援プラットフォーム事業」にも参画。
◯WebSite:https://jssk.co.jp/

【一般社団法人日本障害者雇用担当者協議会】
全国の障害者雇用に取り組む企業担当者が情報共有、課題解決、企業間交流を行うための実務者コミュニティ。2026年10月現在、70社を超える企業・団体が加盟している。
担当者が孤立せず、他社事例や実践ノウハウを学び合える場として、毎月の定例会、企業見学会、セミナーを継続的に実施。現場に根ざした学びとつながりを通じて、企業の障害者雇用の質を高める取り組みを進めている。
◯WebSite:https://nihonsktk.wixsite.com/my-site


WebSite:https://nihonsktk.wixsite.com/my-site
コラム

「伝える」から「可能性が開く」へ——情報の広がりの中で、今あらためて考える障がい者雇用の本質(前編)

はじめに:2026年、登壇やご相談の現場で感じていること 2026年に入り、私のもとへ届く機会の質と量が大きく変化してきました。 セミナーや研修への登壇、YouTubeなどのメディア出演、あるいはシンポジウムやイベントで…

コラム

【上前のひとり言】自分の心は、自分で舵を取る ~「負の感情」から抜け出すための心のセルフマネジメント~

ひとり言です。 以前のコラムでも、「心の波(感情の波)」や自分の感情とどう付き合っていくかといったテーマを取り上げたことがあります。 日頃から多くの方と面談を重ねる中で、今でも変わらず強く感じることがあります。それは、「…

コラム

企業の障がい者雇用の現場に配置される「相談員」「支援員」の活躍について考える(後編)

前回の続きです。 現場からよく耳にする課題としては、就労系支援機関で勤務していた支援スタッフは、福祉の現場での経験は豊富である反面、一般企業におけるビジネスパーソンとしての勤務経験が浅い(もしくはゼロである)ケースが多い…

コラム

企業の障がい者雇用の現場に配置される「相談員」「支援員」の活躍について考える(前編)

■ はじめに:変化する障がい者雇用の現場と高まる専門性のニーズ 近年、法定雇用率の段階的な引き上げに伴い、企業が障がい者を雇用する数は確実に増加の一途を辿っています。日本の労働市場におけるDE&I(ダイバーシティ…

コラム

『令和7年障害者の職業紹介状況等』から見た障がい者雇用の状況

はじめに 昨今、障がい者雇用を取り巻く環境は目まぐるしく変化しており、法定雇用率の引き上げなど関連する法律の改正や企業が社会的に求められる役割・ダイバーシティ推進の観点からも、障がい者雇用の重要性は年々高まりを見せていま…

コラム

【上前のひとり言】障がい者雇用を「及び腰」から「前のめり」に変える経営戦略(後編)

前回の続きです。 ◯本質的な構造:なぜ障がい者雇用は「価値がない」とみなされるのか 企業がこうした「及び腰(守りの姿勢)」で取り組んでいる限り、障がい者雇用において絶対に良い結果(=本質的な成果)につながることはないと考…

コラム

【上前のひとり言】障がい者雇用を「及び腰」から「前のめり」に変える経営戦略(前編)

ひとり言です。 仕事をしているとき感じることがある姿勢について考えてみました。「及び腰」と「前のめり」について。 ◯はじめに:「二つの姿勢」が意味するもの 「及び腰」と「前のめり」。 日常的によく耳にするこれら二つの言葉…

コラム

【上前のひとり言】「可能性の引き出し方」体験が紡ぐ人生の選択肢と組織の未来(後編)

ひとり言です。 前回の続きです。 ■「できないこと」ではなく「できる可能性」にフォーカスを ここで、私たちは視点をガラリと変える必要があります。 障がい者が仕事を探すのが難しいのは、本人に能力がないからだけではなく、もし…

コラム

【上前のひとり言】「可能性の引き出し方」体験が紡ぐ人生の選択肢と組織の未来(前編)

ひとり言です。 ■はじめに:自分ができること、やりたいこととの出会い 私たちが日々の生活の中で、「あ、これは自分に向いているかもしれない」「自分にはこんなことができるのだ」と気づく瞬間は、一体どのようなときに訪れるでしょ…

コラム

【上前のひとり言】その行動や判断に「誠意」はありますか(後編)

ひとり言の続きです。 ◯法定雇用率という「数値」の罠と、置き去りにされる誠意 現在、多くの企業が「法定雇用率の達成」に向けて動いています。もちろん、法定雇用率の達成を目指した雇用そのものは間違いではありません。しかし、本…

コラム

【上前のひとり言】その行動や判断に「誠意」はありますか(前編)

ひとり言です。 ◯年齢を重ねて気づく、自らの「判断」への問い 年齢を重ねてきたからでしょうか。最近、日々の生活やビジネスの現場において、自分の行動や判断のプロセスが気になることが多くなりました。若い頃のように、目の前の課…

コラム

改めて問い直す障がい者就労支援機関と支援スタッフの「本来の役割」(後編)

前回の続きです。 現場で深刻化する「多忙化」と「理想とのギャップ」 これらの一覧を見るだけでも、支援スタッフに求められる専門性と業務量がどれほど膨大であるかが容易に想像できるはずです。朝の受け入れから始まり、日中の作業指…

コラム

改めて問い直す障がい者就労支援機関と支援スタッフの「本来の役割」(前編)

第1章:激変する障がい者雇用の情勢と、就労支援機関に寄せられる期待 日本の障がい者雇用を取り巻く環境は、今、歴史的な転換期を迎えています。 その最も象徴的な変化が、2026年7月1日から施行される法定雇用率の引き上げです…

コラム

その雇用は「共生」か「分離」か。第5条の鏡で映す自社の姿(後編)

前回の続きです。 ◯ “有する能力を正当に評価”とは →「個人のスキル、知識、専門性などのポテンシャルやプロセスを、年齢や勤続年数にとらわれず、客観的かつ公平に測ることを指します。」 障がい特性により作業スピードや方法に…

コラム

その雇用は「共生」か「分離」か。第5条の鏡で映す自社の姿(前編)

2026年7月1日の法定雇用率引き上げを目前に控え、障がい者の雇用義務のある企業は数値目標の達成を第一に新規採用に力を注力しています。今回の法定雇用率の引き上げに伴い、障がい者の雇用が義務となる対象企業の数が増えます。ま…

コラム

【上前のひとり言】取り組み方で成果が変わる:障がい者雇用の『ありたい姿』

久しぶりにひとり言です 。 肩の力を抜いて執筆していますので、仕事の合間に、ながら程度にご一読いただければ幸いです。 私たちは日々の生活を送る中で、仕事でのスキルアップやプライベートでの健康管理など、数多くの事柄に取り組…

コラム

「障がい者雇用」をテーマにしたグループワークにはメリットが多いと感じる理由

ここ数年、企業の人事担当者から障がい者雇用をテーマにした社内研修やセミナーのご相談が増えてきたと感じます。特に法定雇用率が2.5%から2.7%に引き上げられることが決まった今年は企業内での障がい雇用の取り組みをこれまでよ…

コラム

成年後見制度を利用している障がい者を一律に排除する「欠格条項」

このような記事を目にしました。 当事者の方は岐阜県内にある警備会社で勤務する30代の方です。 出来事を要約すると、 『脳出血で重い障がいを負った警備員の男性が、家族の支援を受けようと「成年後見制度」を利用したところ、当時…

コラム

「今後の障害者雇用促進制度の在り方に関する研究会」について ④A型事業所の位置付け(後編)

前回の続きです。 ②一般就労への「繋ぎ役」としての再起 A型事業所が今後、社会から真に求められる存在であり続けるためには、今よりも企業から必要とされる存在にならなければならないと感じています。 A型事業所は障がい者にとっ…

コラム

「今後の障害者雇用促進制度の在り方に関する研究会」について ④A型事業所の位置付け(前編)

今回も『今後の障害者雇用促進制度の在り方に関する研究会』に関するコラムは最後になります。 最後に取り上げたのは「就労継続支援A型事業所やその利用者の位置付け」についてです。就労継続支援A型事業所の役割やそこに通う利用者の…