雇用企業インタビュー:株式会社船井総合研究所

今回ご紹介する企業は、経営コンサルティング会社として有名な株式会社船井総合研究所様にご協力をいただきました。

多くの企業経営に携わる中、最近では障害者雇用に関するご相談も増えてきているということで、クライアント企業への提案にもつなげるために新たな障害者雇用の取組みをスタートさせようとしています。企業からの障害者雇用に関する相談に対応され、また自社での雇用の枠組み作りをプランニングされているチーフ経営コンサルタントの楠元武久様にお話しをお伺いしました。

Q1.読者向けに会社の紹介をお願いします。

1970年に創業した経営コンサルティング会社です。
企業や法人向けに経営のサポートをするのが仕事です。お客様となるのは、町のパン屋さん・ラーメン屋さんから地方自治体、世界的な大企業などさまざまです。グループ企業を合わせて1000名以上が働いています。

Q2.障害者雇用に取り組む経緯やキッカケを教えてください。

お仕事で経営のお手伝いをさせてもらっている以上、まずは弊社自身が他の企業にとって模範となる行動をとらねばならないという思いが最初からあり、社会に風潮もあって2013年ごろから障害者雇用に本格的に取り組もうという発想に至りました。

Q3.何名で障害者雇用に取り組む予定ですか?また、中心となる部署はどこですか?

総務部が中心となって取り組んでいますが、障がい者と直接関わる職員は1名です。
具体的にはこれまで外注していた大阪本社の清掃業務をお願いしています。

Q4.障害者雇用に関する勉強はどの様にしていますか?また、情報収集の方法も教えてください。

優秀な取り組み事例があれば視察を申し入れ、現場のキーパーソンから直接話しを聞くようにしています。また専門家の意見も取り入れたりしています。
過去においてはイルネスさんにアドバイスをお願いした経緯もありました。

Q5.障害者雇用の為に社内で新たに始めようと思うことはありますか?

常に社内の業務をチェックして障がい者の方にお願いできる仕事の切り出しを進めています。

Q6.障害者雇用の為に利用したいサービスはありますか?

助成制度の活用を考えた場合の行政機関への相談を中心に考えています。
また、今後は精神障がい者や発達障がい者の雇用を視野に入れた場合、安心した雇用後のフォローもお願いしたいので、就労移行支援事業所からの採用を検討しています。

Q7.障害者雇用に期待するメリットはありますか?

多様な人材が仲間に加わる事で、既にいる社員にとっても良い刺激になると思います。

Q8.今現在、障害者雇用においての目標は何ですか?

理想は障がい者と健常者という垣根がない職場づくりです。

Q9.障害者雇用に取り組もうか悩んでいる企業へのエールをお願いします。

優秀な取り組みをしている企業はたくさんあると思いますので、積極的に外部に情報を求める事は大事だと思います。そのような事例を多く知っておられるコンサルタント会社の話を聞くのも有益だと思います。

Q10.さいごに、就職準備中・求職活動中の障がいを持った方へのエールをお願いします。

その企業ごとに障害者雇用に何を求めるか、カラーは違うと思いますので、いろいろな方とお会いして自分に合う企業を探して欲しいと思います。

インタビューにご協力いただきありがとうございました。

職場の様子

社内廊下

商談ブース

休憩エリア(コーヒーメーカー等)

会社情報
会社名:株式会社船井総合研究所
代表者名: 代表取締役社長 社長執行役員 中谷 貴之
設立日:1970年3月1日
業種:情報・サービス
所在地:100-0005 東京都千代田区丸の内1-6-6 日本生命丸の内ビル21F
ホームページ:http://www.funaisoken.co.jp
事業内容:コンサルティング事業

ABOUTこの記事をかいた人

[障害者雇用コンサルタント]
雇用義務のある企業向けに障害者雇用サポートを提供し、障害者の雇用定着に必要な環境整備・人事向け採用コーディネート・助成金相談、また障害者人材を活かした事業に関するアドバイスを実施。障害者雇用メリットの最大化を提案。その他、船井総研とコラボした勉強会・見学会の開催や助成金講座の講師やコラム執筆など、障害者雇用の普及に精力的に取り組んでいる。

▼アドバイス実施先(一部抜粋)
・opzt株式会社・川崎重工業株式会社・株式会社神戸製鋼所・沢井製薬株式会社・株式会社セイデン・日本開発株式会社・日本電産株式会社・株式会社ティーエルエス・パナソニック株式会社・大阪富士工業株式会社・株式会社船井総合研究所・株式会社リビングプラットフォーム