雇用企業インタビュー:キリン株式会社

今回、ミルマガジンのインタビューにご協力いただいたのは、皆さんも馴染みある企業ではないでしょうか。「キリン株式会社」様です。多くの人材を抱える企業として、どのように障害者雇用の理解を進めていくことが出来たのでしょうか。

今回のインタビューでは、人事総務部 多様性推進室 室長である岩間様から詳しくお聞きすることができました。

Q1.読者向けに会社の紹介をお願いします。

キリンビール、キリンビバレッジ、メルシャンの3事業会社を傘下に持ち、それら事業の総合的な管理を担っています。
障害者雇用率に係るグループ算定もこの4社で合算しています。

Q2.障害者雇用に取り組んだ経緯やキッカケを教えてください。

障害者雇用自体は、1907年創業のキリンビールを始め、キリンビバレッジ、メルシャンなど各社において歴史的に取り組んできています。
キリンホールディングスにおいて障害者雇用の実務が担われていた2011年に障害者雇用憲章を制定し、法令順守という観点のみならず、多様性推進や社会貢献の積極的な意味を見出しながら取り組むに至りました。その考え方の根幹は今現在も踏襲されています。

Q3.障害者雇用に関する勉強はどの様にしていますか?また、情報収集の方法も教えてください。

官庁の情報発信、HP等を拝見するほか、所轄のハローワーク障害者担当官をお招きしながらグループ各社の労務担当が最新の情報を入手できるようグループ推進者会議を開催。支援機関、ジョブコーチなど外部の専門家からもご指導をいただいています。

Q4.障害者雇用の為に社内で新たに始めたことはありますか?

バリアフリー化は長らく各事業所の実情を踏まえながら進めてきていますが、最近では聴覚障害者の方向けの専門ソフトおよびマイクのシステムを導入し、コミュニケーションの円滑化を図っています。

Q5.障害者雇用を始めて感じたメリットはありますか?

成長意欲溢れる障害者の方をお迎えできた際には、周囲へのポジティブな影響もあり、社員が多くの学びを得ることが出来ました。

Q6.今現在、障害者雇用においての目標は何ですか?

企業として重視する多様性推進上の成果が得られることを目標と考えます。

Q7.障害者雇用に取り組もうか悩んでいる企業へのエールをお願いします。

多様な従業員の能力が活かされる環境が整えられることで、事業上の効果も得られることと考えます。また、人権尊重を各従業員が理解し、事業においてもその重要性を実践する意味合いもあると考えます。

Q8.さいごに、就職準備中・求職活動中の障害も持った方へのエールをお願いします。

キリンはオーナーシップを持った人材を求めています。従業員一人ひとりがオーナーとして当事者意識をもって仕事を行う考え方であり、高い志を持ち、常に周りを巻き込んで成果を生んでいくリーダーシップを発揮できる方を期待しています。その意欲・能力を発揮いただくために必要な合理的配慮を尽くしており、障害を持たれた社員も多く活躍されています。興味関心をいただければ嬉しく思います。

インタビューにご協力いただきありがとうございました。

会社情報
会社名:キリン株式会社
代表者名:代表取締役社長 磯崎 功典
設立日:2013年
業種:食品製造業
所在地:〒164-0001 東京都中野区中野4-10-2中野セントラルパークサウス
ホームページ:https://www.kirin.co.jp/
事業内容:キリンの国内綜合飲料事業の事業管理及び専門サービスの提供

ABOUTこの記事をかいた人

上前 忠司 (日本障害者雇用総合研究所代表)

[障害者雇用コンサルタント] 雇用義務のある企業向けに障害者雇用サポートを提供し、障害者の雇用定着に必要な環境整備・人事向け採用コーディネート・助成金相談、また障害者人材を活かした事業に関するアドバイスを実施。障害者雇用メリットの最大化を提案。その他、船井総研とコラボした勉強会・見学会の開催や助成金講座の講師やコラム執筆など、障害者雇用の普及に精力的に取り組んでいる。 ▼アドバイス実施先(一部抜粋) ・opzt株式会社 ・川崎重工業株式会社 ・株式会社神戸製鋼所 ・沢井製薬株式会社 ・株式会社セイデン ・日本開発株式会社 ・日本電産株式会社 ・株式会社ティーエルエス ・パナソニック株式会社 ・大阪富士工業株式会社 ・株式会社船井総合研究所 ・株式会社リビングプラットフォーム