今回ご紹介する支援事業所は、就労移行支援事業所「エンカレッジ」様にご協力をいただきました。
こちらの特徴は、障がいの中でも「発達障がい」に特化した支援を大阪と京都の計4ヶ所で実施。多くの企業で障害者雇用の実績を残しておられます。おはなしは、京都の事業所で責任者をしておられます統括所長の高橋様から「エンカレッジ」様の取組みについてお聞かせいただきました。
1.読者向けに施設の紹介をお願いします。
2.施設で提供している支援の内容とその流れを教えてください。
一方で、自分のことをよく理解した上で自分にあった仕事に就くために、経験したことを振り返り、次のステップへの目標を共有するための面談を行なっています。私たちは、一人ひとりを受容し、自分を肯定でき、人に相談することで悩みや問題が解決していくことを体感できるように支援しています。
午後は、社会で働く上で必要となるコミュニケーションや対人社会性(人とのやりとり)の学習と経験に重きを置き、講座やグループワークを展開しています。
3.支援に関して、今後力を入れていきたいことはありますか?
私たちは常に50名程度の方たちを支援していますので、彼らが経験できる場と機会をいかに提供していくかが重要であり、かつ企業が発達障がいのある人を受け入れてくださることで「発達障がいへの理解」につながると思っています。
4.現在の障がい者の就労・就職全般に感じる問題点・困っている事はありますか?
また、企業へのアプローチに対しても、私たちや当事者の方の都合や文脈で伝えてしまっていては歩み寄ることができません。企業の文脈や立場に立って、対等な関係でやりとりできることが重要で、企業さんと当事者の方両方の通訳のような機能が果たせるように努めたいと思います。
5.障がい者の受け入れに悩んでいる企業へのエールをお願いします。
6.就職準備中・求職活動中の障がいを持った方へのエールをお願いします。
インタビューにご協力いただきありがとうございました。
面談の様子
インターンシップ
施設名:株式会社エンカレッジ
代表者名:窪 貴志
設立日:2013年7月25日
業種:障がい福祉サービス、ほか
所在地:大阪市中央区安土町3-5-6ナカヒロビル2F
ホームページ:https://en-c.jp/
事業内容:
・就労移行支援事業の運営
・発達障がいやコミュニケーションが苦手な大学生のため就職支援プログラム「働くチカラPROJECT」
・発達障がいのある方の就職活動を応援するWEBサイト「働くチカラWEB」
・充実したキャンパスライフのためのクラウド手帳&コミュニケーションツール「Booster」
・その他、障害者雇用サポート、大学サポート
また、発達障がいやコミュニケーションに苦手さのある大学生向けに『働くチカラPROJECT』を提供しています。(社会福祉法人北摂杉の子会と協働)このプログラムは、発達障がいの診断の有無に関わらず参加できる有料サービスになっています。全学年対象で、就職活動のハジメの一歩として基本的な内容の講座で構成されている「就活のハジメ」と、半年間で計6回の講座と、オプションサービスとしてインターンシップ(5日間)や企業見学のある「就活のススメ」の2つのコースがあります。特に、「就活のススメ」は参加ニーズが高く、毎年50名程度の大学生から参加をいただいています。