今回、ご紹介します企業は、「NPO法人ディーセントワーク・ラボ」様です。
こちらの企業では、企業を対象とした「雇用した障がい者の職場定着となるサービス」と障がい者の支援事業所を対象とした「個々の障がい者が持つ表現力をモノづくりに活かせるサービス」を提供。2018年度以降、活発化する障害者雇用を促進する活動をしています。インタビューにお答えいただきましたのは代表理事の中尾様です。
1.読者向けに施設の紹介をお願いします。
2.施設で提供している支援の内容とその流れを教えてください。
福祉事業所コンサルについては、障がい者のある人のユニークさやオリジナリティを活かせるデザインや手作りにこだわってモノづくりをしています。コンセプトづくり、付加価値のあるモノづくりのデザイン、製造、販売をサポートしています。
3.支援に関して、今後力を入れていきたいことはありますか?
また、障害者雇用に成功している企業は、組織自体が柔軟で、変化への対応力が高く、試行錯誤を繰り返していける組織であることも分かってきています。障がい者が働きやすい環境は障がいのない人にとっても働きやすい職場であり、障害者雇用を通して組織を活性化することも可能です。これは、現在、企業が力を入れている「働き方改革」にもつながるものです。そういった組織の仕組みについても調査研究し、実践に結びつけていきたいと考えています。
4.現在の障がい者の就労・就職全般に感じる問題点・困っている事はありますか?
5.障がい者の受け入れに悩んでいる企業へのエールをお願いします。
6.就職準備中・求職活動中の障がいを持った方へのエールをお願いします。
まずは障がい特性を含めた自身の特性、強み、得意なこと、苦手なことを家族、友達や支援者と一緒に考えてみることが第一歩だと思っています。
インタビューにご協力いただきありがとうございました。
施設名:NPO法人ディーセントワーク・ラボ
代表者名:中尾文香
設立日:2013年6月
業種:障害者雇用コンサル、福祉コンサル
所在地:東京都大田区北千束2-36-20-205
ホームページ:http://www.decentwork-lab.org
事業内容:障害者雇用コンサルティング、福祉事業所コンサルティング、調査研究
ディーセント・ワーク(Decent Work)とは「働きがいのある人間らしい仕事」と訳され、ILO(国際労働機関)の21世紀の主目標にもなっている大切な考え方です。働くことには、お金を稼ぐといった「経済的な側面」と誰かの役に立つ、自己表現をする等といった「社会的、精神的な側面」があり、片方だけが満足していても生活できません。両方をバランスを取りながら一緒に高めていくことがとても大切です。
ディーセントワーク・ラボは、特に障がいのある方が「働きがい」「働く喜び」を感じながら、長く働き続けられるような仕事や職場環境・待遇、組織をつくれるよう、主に企業や福祉事業所の方をサポートしています。