第69回ベルリン国際映画祭正式招待決定!HIKARI監督初長編映画『37 Seconds』

以前、ご紹介させて頂いた映画『37 Seconds』に、素晴らしいニュースが舞い込んできました。

ストーリーなど詳細は、こちらの記事をご覧ください。

HIKARI監督初長編映画『37 Seconds』日米共同製作発表 サンダンス映画祭とNHK が主宰する脚本ワークショップの 日本代表脚本ついに映画化!

2018.08.22

なんと、第69回ベルリン国際映画祭パノラマ部門に選出されたそうです。

編集部としても応援しており、一人でも多くの人に見てもらえることによって、障がいへの正しい理解が促進することを願っています。公開がますます楽しみな作品です。

監督・出演者の喜びのコメントと映画風景がミルマガジンに届きましたので、ご紹介させていただきます。

第69回ベルリン国際映画祭正式招待について

主人公:貴田ユマ役・佳山 明さん

1994年10月生まれ・現在 24歳
日本福祉大学・社会福祉学部卒業後、大阪府豊中市の福祉会社に勤務・地域福祉課担当。四人娘の四女として生まれ、健常者の双子の姉がおり、出産時に数秒間呼吸をしていなかったことが原因で脳性麻痺となる。本作オーディションを通じて監督に見出され主役に抜擢されました。

コメント:
ベルリン映画祭で上映されると聞いた時、HIKARI監督が私を選んでくれた事に改めて心から感謝しました。一般人で障がい者でもある自分がこの瞬間を体験できたのは「奇跡」だと思いましたが、でもそれは「現実」で、今までの私の人生を支えてくれた、多くの方々がいたおかげだと感じています。ユマを演じることは、今までの人生を見つめ直す行為でもありましたので、今はそれを凄く実感しています。
初めて映画に出演したことは、私にとってはチャレンジでしたので、世界中の方々にどんな気持ちでこの作品を見て頂けるのかドキドキします。最後になりますが今まで支えきてくださった皆さん、共に撮影のときを過ごした皆さんに心の底から感謝しています。

脚本、監督:HIKARI

大阪市出身。高校生で単独渡米し舞台芸術を学ぶ。USC School of Cinematic Arts大学院、卒業制作短編映画『TSUYAKO』(2011, ドラマ)は米国監督協会、DGA Student Awardにて最優秀学生監督賞を含めた世界中の映画祭にて50賞以上を受賞。2012年度、2013年度のアカデミー賞選考対象作品として選ばれた。その他、 第一回Lexus Short Filmでは日本人代表として『A BETTER TOMORROW』 (2013, ファンタジーアドベンチャー)、UULA配給短編映画、『キャンとスロチャン』(コメディー, 2014)、スバル・ドラマチックシネマシリーズを演出する。ダンス短編映画『WHERE WE BEGIN』 (2015, Drama, 20min) はトライベッカ映画祭でプレミア上映し、最優秀短編映画ノミネーションなど10賞を受賞。

コメント:
ある一つのインタビューからインスパイアされ書き始めた『37 Seconds』がこの度やっと一つの作品として生まれました。『何が何でも撮影する!』念願の長編映画を作る決心をし、来日してから丸1年。資金集めから主演女優発掘まで、全て手探りで始めた企画でしたが、今回初めてお芝居に挑戦した主人公を演じる佳山明さんや、ベテラン俳優陣、今では私の大切なファミリーとなった方々のお陰でここまで来ることが出来ました。そして、初演技、初長編映画でまさかの!ベルリン国際映画祭に招待していただけるとは!驚きと喜びで胸がいっぱいです。体が十分でなくても、体当たりで前進して行く主人公ユマが、これから世界に羽ばたいていく姿を見届けることが楽しみでなりません。

映画『37 Seconds』概要

■製作:株式会社ノックオンウッド
■共同制作:NHK/NHKエンタープライズ
■監督、脚本:HIKARI(『Tsuyako』、『A Better Tomorrow』、『Where We Begin』他)
■公開:2020年
■出演:佳山明、神野三鈴、大東駿介、渡辺真起子、熊篠 慶彦、萩原みのり、宇野祥平、芋生 悠、渋川清彦、奥野瑛太、石橋静河、尾美としのり /板谷由夏

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