「45秒自己紹介動画のすすめ」セミナーの背景にある障がい者採用が抱える課題

45秒自己紹介動画のすすめ

2017年から続ける毎月開催の無料セミナー

ミルマガジンを運営しております株式会社ミルビットが就労移行支援事業所向けに就職支援方法をレクチャーする「45秒自己紹介動画のすすめ」を初めて開催したのは2017年の春でした。その年の秋から毎月開催へと移行し、現在も開催を継続しています。

ワークショップ形式の無料セミナーで、今まで全国の100以上の就労移行支援事業所が参加してくれました。お金を掛けなくても今あるものだけで出来る取り組みですので、ご興味がお有りの就労移行支援事業所さんは是非ご参加ください。

2019年10月29日/第24回45秒自己紹介動画のすすめ in 長野(就労移行支援事業所パワーアップセミナー:参加費無料)

2019.09.26

さて、就労移行支援事業所限定のセミナーにですので、今まではミルマガジンのような様々な立場の方が見る場所で取り上げることをしませんでしたが、セミナーが生まれた背景にある「現在の企業の採用活動における課題」について、皆さんにも知っていただきたく、今回は取り上げることにしました。

45秒自己紹介動画とは

45秒自己紹介動画とは、障がいをもった方の就職を目的に作成する45秒間の自己紹介動画です。

皆さん、メラビアンの法則はご存知でしょうか。

メラビアンの法則とは、心理学者アルバート・メラビアンが1971年に提唱した概念です。話し手が聞き手に与える影響は「言語情報」「聴覚情報」「視覚情報」の3つから構成され、そのうち言語情報はたった7%に過ぎず、ほとんどの情報は非言語情報(視覚情報・聴覚情報)から取得されている。

この法則から「人の印象は3〜5秒で決まり、さらに所作の確認を含めた15秒間で人物評価が決定する」と言われています。そこに、各人の障がいや必要な配慮についての30秒間の説明を加えた45秒間の自己紹介動画は、採用選考に必要な情報を全て盛り込んだものです。

たった45秒の動画ですが、書類(履歴書や職務経歴書)の数千倍の情報量が詰まっているわけです。

45秒自己紹介動画が必要な背景(障がい者採用が抱える課題)

45秒自己紹介動画は、就労移行支援事業所はもとより企業採用担当者からとても人気の高い就職支援方法です。その人気の背景には、現在の障がい者採用が抱える課題があります。

課題① 健常者と同じ選考フロー

多くの会社が健常者と同じ採用選考フローを障がい者採用にも使っています。求人を行って応募者を集めて、書類選考で大まかな情報を元に絞り込みをして、残った人と直接会うという流れです。

健常者ですら書類と面接でのギャップが大きいことが少なくないというのに、言葉にするのが難しい障がいを簡単に書いた書類による書類選考なんて殆ど意味を持ちません。とはいえ、全ての応募者と会うことは時間・労力的にも難しいのも事実です。

そこで、45秒自己紹介動画を書類選考の代わり、もしくは書類選考前に導入することで、意味のある絞り込みをして、面接に臨むことができるようになります。

課題② 障がい名称へのレッテル&誤解

今や本屋さんには専門書以外にもたくさんの障がいを取り扱った書籍があります。それだけ多くの人が関心を持ち、障がいに関する知識を得ているわけです。

そんな現在では、障がい名称は今の自分の状態を説明するのにとても便利です。障がい名称を一言伝えるだけで、相手の持つ知識に照らし合わせ理解してくれます。

しかし、その理解がむしろ誤解を生むことがよくあります。「○○障がいの人は○○だ」というレッテルによって、各人特有の症状や個性などが無視されがちになるわけです。

書籍などでは各障がいの統計的な症例であったり特徴的な箇所だけを抜粋しているだけで、全ての人に当てはまる訳ではないのですが、障がい名称だけで全部把握した気になっている人も少なくありません。

だからこそ、45秒自己紹介動画では、最初に障がい名称をあえて伝えず、人物評価が決まった後に障がいの話へと進むように出来ています。

課題③ 無駄 or 厳しい書類選考

先述した通り、現在の書類選考では、企業採用担当者が事前にイメージする姿と実際の姿にギャップが生じることが常です。約9割の面接官が面接開始5秒後には落選を決めたことがあると回答しており、書類選考に失敗したことが理由で、求職者も面接官も無駄な時間を割くことになってしまっています。

その無駄を続ける会社もあれば、無駄を避ける為に不必要に厳しい書類選考を行っている会社もあります。確実に理想的な障がい者でない限り、面接にも呼ばない会社は意外と多いです。

いずれにしても、選考を受ける障がいをもった求職者に良い状況ではありません。

そういった現状を打破すべく、ギャップをなくす方法として、ミルビットでは45秒自己紹介動画の啓発活動を行っています。

さいごに

企業の皆さん

障がい者採用は、まだまだ改善の余地が多い分野です。

なかなか上手くいかないなど悩みがありましたら、今回のような新しい採用方法を取り入れてみてください。

障がいをもった求職者の皆さん

障がい者採用における不満の中で、書類選考と面接がダントツ多いです。

既存のやり方では、普段の自分らしさを伝えることが難しいと感じられている方も多いと思います。

もしそんな不満や不安をお持ちでしたら、生活支援員の方と相談して自己紹介動画を使ってみるのも良いと思います。

ご興味おありの就労移行支援事業所の皆さん

もし、ご興味おありの方がありましたら、以下の資料請求フォームよりご連絡ください。セミナー資料をメールでお送りいたします。

※就労移行支援事業所だけの限定です。事業所が確認できない場合はお送りできませんので、ご了承ください。

皆様にセミナーにご参加いただけず申し訳ございません。
セミナーはワークショップ形式の為、時間の都合上3〜5事業所限定で開催させて頂いております。
今後は、参加頂けなかった方向けの動画配信も準備しております。

ABOUTこの記事をかいた人

ミルマガジン編集部

ミルマガジン編集部では、義務や助成金を超えたメリットに目を向けるというスローガンの元、障害者雇用に取り組む企業・支援する施設・職場で活躍する障害者の方の生の声を届ける為、インタビューや見学会レポートなどを各種取材を行っています。取材等のご依頼は歓迎ですので、当サイトお問い合わせからご連絡お願いします。他にも、助成金講座や雇用義務企業人事担当者向けセミナーや現状の障害者雇用を知るセミナーなど役立つ催しを不定期開催しています。