インタビュー:株式会社NTTドコモ 青木典子さん

企業で活躍されている障がいをお持ちの方へのインタビューをご紹介いたします。

今回、インタビューにご協力いただいたのは株式会社NTTドコモで勤務している青木典子さんです。青木さんは聴覚に障がいをお持ちなのですが、自らの経験を通じて様々なお客様のニーズをかなえたいと考え携帯電話の会社であるNTTドコモさんに就職をされました。

取材レポート:NTTドコモ「ハーティサービス」

2018.10.23

それでは、青木さんのインタビューをどうぞ。

1.読者向けに自己紹介をお願いします。

NTTドコモ スマートライフ推進部で、CSR(Corporate Social Responsibility)系サービスや電話に関連するサービスの主管をしております青木と申します。生まれつきの難聴で、聴覚障がい3級です。

2.働き出した経緯・キッカケを教えてください。

高校生の時、携帯電話の登場によって友人とのコミュニケーションが劇的に改善されました。それまでは、家に帰ってから、友人とのコミュニケーション手段は固定電話しかなく、電話ができない私は寂しく感じていました。
それが、携帯電話の登場によって、通信手段が固定電話からメールにとって代わり、その問題が解決したのです。しかも、「携帯教えて」と違うクラスの同級生と仲良くなる機会も増えて、高校生活が更に充実したものになりました。
そのように、人と人をつなげる仕事につけたら素敵だなというのと、あの時の恩返しをしたいと思ったのが、就職先としてドコモを選んだ理由です。

3.働き出した当初感じたとまどいや失敗談はありますか?また、その克服方法は何でしたか?

働き出して強く感じたのは、それまでの学校生活やアルバイトとは違って、ビジネスにおいてはゴール設定もプロセスも自分で考えることが必要で、目的を意識した情報収集やアウトプットが非常に大切だということです。
例えば新入社員の頃、ドコモショップスタッフ向けの新聞を作成することになりましたが、ボツとなってしまいました。このとき、上司から「この新聞は何のためにある?スタッフは何を読みたいと思う?」と言われました。そのあと、上司へ目的を改めて確認し、そのために必要なことを考えて記事を作成するとうまくいき、無事、新聞を発行することができました。
この時の経験がきっかけで、『この仕事はそもそも何のためにあるのか?』を意識して仕事をするようになりました。

4.あなたにとって働くことの意味とは何ですか?

目標達成のためにさまざまな視点で考え、行動することを通じ、多くのことを学び、自分自身が成長できるものだと思います。
うまくいかないことや辛いことの方が多いですが、その分、自分が得た知識やスキルはそれ以外では得ることができない、貴重な経験をさせてもらっていると思います。

5.就職準備中・求職活動中の障がいを持った方へのエールをお願いします。

現代は、自分らしさを発揮しビジネスに価値を与え活躍できる人材が求められています。だからこそ、「これができる」ではなく、自分の「好き」や「これをやりたい」を大切にしてほしいと思います。今、身についていないスキルや知識は、これから働く中で習得が可能ですが、情熱は意識して身に着けられるものではありません。みなさまのご活躍をお祈りしています。

インタビューにご協力いただきありがとうございました。

勤務先情報
企業名:株式会社NTTドコモ
代表者名:吉澤和弘
営業開始日:1992年7月1日
業種:通信
所在地:東京都千代田区永田町2丁目11番1号 山王パークタワー
事業内容:通信事業、スマートライフ事業、その他の事業
ホームページ:http://www.nttdocomo.co.jp/

ABOUTこの記事をかいた人

上前 忠司 (日本障害者雇用総合研究所代表)

[障害者雇用コンサルタント]
雇用義務のある企業向けに障害者雇用サポートを提供し、障害者の雇用定着に必要な環境整備・人事向け採用コーディネート・助成金相談、また障害者人材を活かした事業に関するアドバイスを実施。障害者雇用メリットの最大化を提案。その他、船井総研とコラボした勉強会・見学会の開催や助成金講座の講師やコラム執筆など、障害者雇用の普及に精力的に取り組んでいる。

▼アドバイス実施先(一部抜粋)
・opzt株式会社・川崎重工業株式会社・株式会社神戸製鋼所・沢井製薬株式会社・株式会社セイデン・日本開発株式会社・日本電産株式会社・株式会社ティーエルエス・パナソニック株式会社・大阪富士工業株式会社・株式会社船井総合研究所・株式会社リビングプラットフォーム