例えば、「オーガニック・自然食品のみを使用したレストラン」「フェアトレードの雑貨・食品販売」「海外のリゾート地に行った気分を味わうことができるホテル」など、主張したい世界観・概念など、統一するライフスタイルをもとにして、それらに関連した商品を取りまとめて販売やサービスを提供する「コンセプトショップ」(e-ショップも含めて)が増えてきました。
2022年3月11日、全国に600店舗以上のバッグやアクセサリーのショップを展開する株式会社サックスバーホールディングスのグループ会社である株式会社東京デリカが大阪府四條畷市にあるイオンモール四條畷内にSDGsコンセプトとした新店舗『SAC’S BAR mono+i《モノアイ》』をオープンさせました。
オープン初日に同店を運営します株式会社東京デリカ シニアディレクターの秋月樹一郎氏にお話しを聞かせていただきました。
『SAC’S BAR mono+i《モノアイ》』について
《話・秋月氏》
当社が全国で1号店となるSDGsをコンセプトにした『SAC’S BAR mono+i《モノアイ》』を大阪に選んだのは、「SAC’S BAR」の1号店を出店したのがこの大阪だったからです。
こちらの店舗では、SDGsに因んでリサイクルや廃棄されるはずの素材を使って作られた製品が並んでいます。それらを購入することで寄付ができる仕組みになっていますので、気に入った製品をお買い上げいただくことで社会貢献活動に参加することができる「モノをつくる・つかうことと社会貢献への想いを掛け合わせた参加型の社会貢献テーマショップ」になっています。
同店では、PB(プラベート・ブランド)を中心にSDGsに関連した製品が並んでいます。
例えば、こちらのテイクアウトバッグ「MAKUAKE」はペットボトルをリサイクルして作られた商品になります。中のデザインも特徴があり、お弁当や惣菜がそのまま入れられるような作りになっています。コロナ禍が進み、自宅で食事を摂る機会が増えた今の生活スタイルに合ったバッグになります。
他にも私が担当している「kissora(キソラ)」というブランドは主にレザー商品を中心として全ての製品がMade in Japanになります。また、製品に使用しているレザーは食肉加工過程で出た廃棄される革となるため、資源を無駄にせず、環境にやさしい商品開発を目指しています。
一般就労が難しい障がい者が通う施設が運営する工房から仕入れた生地で製品を作っています。
本日も小規模多機能型事業所シルフからさをり織りの実演のため、視覚に障がいのある方にお越しいただいてます。さをり織りを1反できるのに早い方で1ヶ月の時間が掛かります。視覚障がい者の方が織るさをり織りは配色に特徴があり、目が見えないために同じ色合いのものがありません。そのため、さをり織りの生地を使用して作られた製品も同じものがありませんので、すべて世界にひとつとなっています。
先ほどもお話をしましたが、こちらで製品をご購入いただきましたら、店舗総売上一部を社会福祉法人日本ヘレンケラー財団に寄付いたします。他にも各ブランドの売上の一部も各種団体に寄付されることになっています。
- 特定非営利活動法人ウォーターエイドジャパン
- 特定非営利活動法人フリー・ザ・チルドレン・ジャパン
- 特定非営利活動法人フローレンス
- サンコンプロジェクト 他
また、店舗内のカラフルなデザインは、SDGsカラーをイメージしています。
今回の取材を通して、『SAC’S BAR mono+i《モノアイ》』の特徴がよくわかりました。
それは、「同店ではリサイクル素材などのSDGsに関連した製品が購入できる」ことと「気に入った製品をお買い上げいただくことで社会貢献活動に参加することができる」ことです。
これまでは社会貢献活動とは、どこか遠いところの話だったのですが、普段のショッピングで通う日常生活の中で簡単に社会貢献ができる『SAC’S BAR mono+i《モノアイ》』はこれからいろいろな地域で目にすることができる世の中になってほしいと感じます。
取材にご協力いただきました秋月氏とスタッフのみなさま、ありがとうございました。
URL:https://tokyo-derica.net/detail_8418.html
所在:大阪府四條畷市砂4-3-2 イオンモール四條畷 1F
TEL:072-812-2391
『株式会社東京デリカ』
URL:https://www.sacs-bar.co.jp/group/tokyo_derica/
『株式会社サックスバーホールディングス』
URL:https://www.sacs-bar.co.jp/