モノづくりに興味がないってわかっただけメーカーに勤めた甲斐があったと思う

こんにちは!
興味のないことに興味を持つのって難しいなーと感じている中村です。

僕は今大手電機メーカーに勤めていますが、もともと「メーカー」に分類される業界にはまったく興味がありませんでした。なので、大学生の頃の就職活動では、メーカーと呼ばれる企業には一切応募しませんでした。

そんな僕がなぜメーカーに就職したのか?というと、障がい者向けの転職サイトからその企業を紹介されたことと、そこからしか内定をいただけなかったからなんですね(笑)正直就職しようかどうか迷いましたが「働けるならまずは働こう」と思い就職しました。

そして、大手電機メーカーの研究機関に就職して早半年。メーカー、モノづくりってことに興味がないってことがよくわかりました(笑)でも、「メーカー」に興味がないんだってことがわかっただけ僕は前に進んでいるんじゃないかって思います。今回はその辺について書いてみます。

もともとメーカーには興味がなかった

冒頭でも書きましたが、僕はもともとモノづくりやメーカーに興味がありませんでした。

なぜ興味がないのか?考えみたのですが、モノ自体に興味がないんですよね。

服は着られればなんでもいいですし、スマホはLINEやネットができればOK、クーラーは部屋を涼しくしてくれればいいし、車は動けば問題ないって感じで、モノに対してそんなに興味がないんですよ。

逆にメーカーに勤めるような人って、もっとこんなモノを作りたいとか、これをもっとより良くしたいみたいな熱意があると思うんですよね。そういったモノへの熱意が僕にはないんですよ。

なので、メーカーやモノづくりに興味がないんだろうなーと思った次第です。

メーカーへの興味のなさを食わず嫌いにしておきたくなかった


メーカーやモノづくりの企業に興味はなかったんですが、そういった興味のなさを食わず嫌いの状態にしておきたくなかったという気持ちがどこかにありました。

「就職して働いてみたら、もしかしたら興味が持てるかもしれない」なんて想いが、僕の中にあったことは間違いありません。

なので、一度でいいからそういった企業で働いてみたいと思ったんでしょう。だからこそ、内定が出て、やや行きたくない気持ちがありながらも、就職してみようと思ったわけですし、実際に就職したわけです。

実際に勤めてみてモノづくりへの興味がないことがよくわかった

で、実際に電機に関するモノづくりのメーカーに就職してどうだったか?というと、

まったく興味がもてません!

いや、もちろん最先端の技術について見れたり、話を聞けたりするので、「すげぇー」って思うんですよ。でも、それ以上にならない。周りの人たちは、その技術に興味を持ち、どうすれば活かせるのか?何に活かせるのか?などビジネスチャンスを考えたり、もっとこうしてはどうか?など考えています。

ですが、僕は何も思い浮かばないんです。もちろん、技術についての知識がないからできないって考え方もできるんですが、素人目線ですら考えが思い浮かばないので、やっぱり興味が無いんだと思います。

どれだけ最先端の技術を見ようが、聞こうが、クーラーは涼しくなればOKだし、車も走れば問題ないですし、服も着られればなんだっていいんですよ。(企業名がバレるとややこしいので、いろいろなモノを列挙しています(笑))

興味が持てないってことがこれほどまでに思考を停止させるのかということを、働きながらバシバシと感じていますね。

さいごに:「メーカーに興味がない」ってわかっただけ前進している


メーカーに就職して、メーカーに興味が持てないことを実感したときは、「就職先選びに失敗したー」と正直ヘコみました。

ですが、当初は食わず嫌いな状態が嫌で就職したわけなので、メーカーに興味がないってことを実際に働いて感じることができたのは、僕にとっては前進なんじゃないかって思っています。

どんなことでもそうですが、失敗した、できなかった、苦手だったってことは決して後ろ向きなことではないと思うんですよね。もちろん、その時点では落ち込みますけどね。でも、そういった一見後ろ向きなことであっても、失敗した、できなかった、苦手だったってことがわかっただけ前進しているのではないかって思います。

それは挑戦したって証ですからね。次からは同じことを繰り返さなければいいだけの話ですから。同じ失敗を繰り返さないことが大事ですし、できないことは無理してやらなくていいですし、苦手なことは誰かにやってもらえばいいだけです。

どんなことであれ、その経験をプラスにできるのかどうかは自分次第だと思います。

食わず嫌いでためらうくらいなら、失敗してでもいいので一度挑戦してみるといいんじゃないかって思っています。

ABOUTこの記事をかいた人

▼プロフィール:
就労移行支援を経て、大手電機メーカーに障害者として就職。診断名はADHD(注意欠陥多動障害)。吃音症と糖尿病も併せ持ちます。集中力のなさと、物忘れが多い半面、情報処理は異常に速い。言ってはいけないことを言ってしまい怒られることもしばしば。ミルマガジンでは、障害者として就職活動をしたこと、就職している実体験について主に書いています。