今回、インタビューにご協力いただきましたのは、株式会社エナベルグループが運営している「エナベル長堀橋」様です。
こちらの事業所は就労継続支援A型事業を併設した多機能型の就労移行支援事業所で、大阪市内のオフィス街に事業所を構えており、主にPC技術の習得に力を入れています。インタビューにお答えいただきましたのは、就労支援員をご担当されています今坂様です。
1.読者向けに施設の紹介をお願いします。
2.施設で提供している支援の内容とその流れを教えてください。
支援スタッフの役割も明確にしており、職業指導員はPC訓練を中心としたビジネススキルの習得。福祉関連の資格を持った生活支援員は日常生活に必要な指導訓練を実施しています。それに、訪問介護の看護師がほぼ常駐し、利用者のメンタル面や体調管理の指導を行っていますので安心してご利用いただけます。
また、「工賃プログラム」というサービスがあり、事業所にて1日最大2時間の仕事をすることで時給1,000円をお渡ししています。これは、日々の訓練で習得したスキルを使って「働き、お金を稼ぐ」を実感してもらうためです。更に「交通費を全額支給」「昼食代500円/日支給」といった制度も設けております。
3.支援に関して、今後力を入れていきたいことはありますか?
また、社会に出た時に「自分は障がい者だから」という言い訳をしてもらいたくないので、訓練を通じて自立後の社会の厳しさも知ってもらいたいと思います。そのためには、我々がしっかりとした配慮やサポートを忘れずに実施したいと思います。
4.現在の障がい者の就労・就職全般に感じる問題点・困っている事はありますか?
企業の中には、それぞれの障がい特性にマッチした仕事が存在します。その点を知ってもらうためにも、先ずは体験実習を受け入れてもらい、少しずつ障がい者の理解を進めながら雇用定着を目指してほしいと思います。
5.障がい者の受け入れに悩んでいる企業へのエールをお願いします。
6.就職準備中・求職活動中の障がいを持った方へのエールをお願いします。
そのためには、就労移行支援事業所のような専門的なさぽーを提供してくれる福祉を頼るのも良い方法です。また、就労移行支援事業所を利用するメリットとしては、就職後であっても継続したサポートをしてもらえます。それは、採用した企業にとっても大きなメリットになることなんです。
インタビューにご協力いただきありがとうございました。
施設名:エナベル長堀橋
代表者名:藤原大介
設立日:2017年7月5日
業種:障がい者福祉サービス
所在地:大阪市中央区博労町一丁目7番7号中央博労町ビル804号室
ホームページ:https://enable-group.com/nagahoribashi/
事業内容:多機能型就労支援事業所(A型・就労移行支援)
事業所の所在が大阪市内のオフィス街の真ん中に位置していますので、実際に企業に就職した時のイメージを持っていただくことができます。事業所内の雰囲気は、落ち着いた感じで一般の企業のオフィスのような印象を感じていただけます。