以前にミルマガジンで取材させていただきましたデフバスケットボール男子代表チーム。
今年の7月にアメリカで開催された『U21 デフバスケットボール世界選手権』に出場し、見事に世界2位となる銀メダルを獲得!日本デフバスケットボール史上初の快挙を達成しました。
今大会の概要はこちらになります。
【開催期間】2018年7月6日~14日(9日間)
【参加国】オーストラリア・カナダ・ギリシャ・イスラエル・日本・リトアニア・ポーランド・ロシア・スペイン・ウクライナ・アメリカ 計11か国
試合結果《予選リーグ》
- 日本 65-61 スペイン
- 日本 60-88 ポーランド
- 日本 102-44 カナダ
- 日本 92-49 ギリシャ
初戦は「U20デフバスケットボールヨーロッパ選手権優勝国」だったスペインに勝利。ヨーロッパ勢への勝利は日本のデフバスケ史上初の快挙となる試合でした。
続く2戦目のポーランドにはリバウンドを制圧されてしまい残念ながら大敗。
しかし、その後のカナダ戦・ギリシャ戦では、ポーランド戦での敗戦を受けて対策を立て直した結果、大差をつけて快勝することができました。
※日本、スペイン、ポーランドが3勝1敗で並び、得失点差で3位となり決勝トーナメントへ
試合結果《決勝トーナメント》
- 1回戦:日本 85-58 リトアニア
- 準決勝:日本 91-66 ポーランド
- 決勝戦:日本 63-81 アメリカ
決勝トーナメントの初戦は世界ランキング1位のリトアニアとの対戦。身長などの体格や経験値も格上の相手にも臆することなく快勝。
準決勝では、予選リーグで唯一の敗北を喫したポーランドとの再戦。この時も、予選リーグでの敗戦をもとに立てた対策が見事に機能し勝利を収める。
そして、いよいよ決勝。対戦相手は開催国でありバスケ大国のアメリカ。試合は完全アウェイの中でスタートしました。
体格に劣る日本の選手たちは体と体がぶつかり合いながらも果敢にアタック。しかし、試合序盤で日本のポイントガードが負傷したため、一気に試合の流れがアメリカ代表に。後半はゲームを立て直すことができたものの、前半のビハインドが響き、追いつくことができずにタイムアップとなってしまいました。(後半だけを見ると試合をリードしたのは日本代表)
今回の大会を通じて、日本代表選手の活躍で多くの快挙を成し遂げることができました。
大会結果:表彰
- 順位:銀メダル
- MVP:津屋一球
- 得点王:1位 津屋一球 2位 長田拓巳
- フリースロー:1位 津屋一球 2位 長田拓巳
- アシスト:1位 越前由喜 3位 津屋一球
- スティール:3位 越前由喜
- ブロックショット:1位 津屋一球
- ベスト5:長田拓巳
- ベストチーム:日本
日本代表の成績は2位にもかかわらず津屋選手がMVPを獲得!
上田監督が就任されてから4年にして大きく躍進することができました。
U21デフバスケットボール男子日本代表の世界2位という成績はこれからのデフバスケットボールにとって大きな成果になったのではないでしょうか。
本当におめでとうございます。
今後の予定
☆アジア太平洋クラブカップ
開催:2018年11月「オーストラリア」
「大阪・和歌山誠family」デフバスケットボールチームで参加
☆デフバスケットボール世界選手権
開催:2019年6月「リトアニア」
デフバスケットボールA代表
☆アジア太平洋デフバスケットボール選手権大会
開催:2019年10月「香港」
デフバスケットボールA代表によるデフリンピック予選
「クラウドファンディング」
https://camp-fire.jp/projects/view/80988
「facebook 応援ページ」
https://www.facebook.com/groups/2066655093576249/
「2021年デフリンピックでメダル獲得へ向けて戦っていきます!!」
「これからも障がい者スポーツ普及に真剣に取り組んでまいります。応援よろしくお願いします。」