言葉を増やすことが吃音症と共存していく唯一の方法だった
小学校の国語の授業で、本読みをしていると突然声が出なくなり頭が真っ白になったことは、今でも鮮明に覚えています。 僕が吃音・どもりという症状を知ったのは、そのときが初めてでした。話したい言葉が出てこないということが、これほ…
小学校の国語の授業で、本読みをしていると突然声が出なくなり頭が真っ白になったことは、今でも鮮明に覚えています。 僕が吃音・どもりという症状を知ったのは、そのときが初めてでした。話したい言葉が出てこないということが、これほ…
④ 厳しさが増す『納付金制度』 『納付金制度』とは、常用雇用労働者が101名以上(障がい者の雇用義務があるのは常用雇用労働者が50名以上)の企業が、法定雇用率が未達成の場合に1人当たり月額で5万円を納めないといけない法律…
企業が障がい者の採用や雇用定着を進める理由は、法律によって決められているからです。 企業の人事担当者は法律の遵守という義務を背負い、障がい者法定雇用率を達成させるために様々な努力をしています。できれば、義務だけで進めるの…
人事担当者の皆さんに質問です。「自社の障害者雇用を“義務感”だけで進めていませんか。」と聞かれた時に、どのような答えを準備されているでしょうか。 本心を言ってしまえば、「はい、その通りです。」と胸を張って答えたいところで…
企業にお邪魔して障害者雇用に関するご相談をお聞かせいただくときにメンタルヘルス対策についての話題になることも少なくありません。 2015年12月から施行されました「ストレスチェック制度」や政府の「働き方改革」への対応とし…
皆さんのところでは障がい者の採用や雇用定着に向けた取り組みは進んでいますでしょうか。取り組みを進める中で色々なカベにぶつかることも多いと思います。 今回は、障害者雇用を進める際にいただく相談としてはとても多く聞かれるテー…
前回は、障がい者従業員に振り回される企業の特徴についてお話ししました。 今回は、その対策についてお話ししてみようと思います。 障がい者従業員の雇用を上手く企業に根付かせるための対応として以下に挙げてみました。 『採用準備…
企業は障害者雇用の取り組みを通じて、多くの経験を積むことができます。私は障害者雇用での経験や苦労は“企業の成長”につながる活動だと信じています。しかし、たまに見られる経験や苦労の中には、「しなくていい苦労」「後を引きずる…
前々回と前回で、障害者雇用を始める上で注意する点を含めた「障がい者の雇用定着」までのステップ、6つのステージ①~④までをお話ししました。今回は残りの⑤と⑥についてお話ししましょう。 ⑤ 情報共有 障害者雇用の失敗談でよく…
私たちは同じ人間なのに、どうやって個々を判別しているのでしょうか。 性別や容姿、考えも性格も違うから、自分とは違うと認識できるのだと思います。この違いが「個性」だと考えます。 障がい者はただ個性が周りより多い、それだけの…
前回は、障害者雇用を始める上で注意する点を含めた「障がい者の雇用定着」までのステップ、6つのステージのうち①をお話ししました。今回は続きの②~④についてお話ししましょう。 ② 従業員への研修 これまでのコラムでもお話しを…
2018年度の後ろ姿が見えてくるこの時期になりますと、各企業の障害者雇用に関する動きが慌ただしくなってきます。 数ヶ月後に施行される精神障がい者の雇用義務化に伴い障がい者法定雇用率が現行の2.0%から2.2%へ引き上げら…
色々な物事が追いつけないような速度で変化していることを感じます。それは、企業にも求められており、働く現場を見てみると「AI」や「働き方改革」といった言葉をよく耳にするようになりました。 障害者雇用も、新たな考え方で取組ま…
日頃から、企業の採用担当者の方々を前にして障害者雇用に関するお話しをさせていただく時に、『これから、障がい者の雇用定着を進めていくためには「障がい者就労移行支援事業所」などの支援機関のような専門性の高い社外資源の活用が必…
前回は、障がいを持つ部下を持った時の問題をいくつかの例を挙げてご説明しました。 今回は、それらの問題をどのような対処をすることで予防できるのかをお話ししたいと思います。 まず前提としてお話ししておきたいことがあります。障…
今日は職場で見られる障害者雇用に関するトラブルについてお話しをしたいと思います。 企業で新たに障がい者が働く場面が増えるに伴い、トラブルが発生する率も増えています。 これまでの生活で障がい者と接する機会のなかった人たちか…
前回では、発達障がいを持つ大学生と大学側の現状をお伝えしました。 今回はより具体的な問題点と大学に求める支援のこれからをお話ししたいと思います。 大学が発達障がいを持つ学生への支援として挙げられる問題点のひとつが、「専門…
働くことを望んでいる障がい者が本来必要とする支援の形を作るためには、一般企業の存在が不可欠だと考えています。これまでの障がい者支援は福祉的な立場が強く、障がい者が“本来必要としているサービス”という観点からは掛け離れた部…
前回は、これまでの「障がい者支援ビジネス」についての状況をお話ししました。 本日は、「障がい者支援ビジネス」のこれからについてお話しすることで、必要性に気づいていただきたいと思います。 これまでの障がい者支援では、選択肢…
一般企業による「障がい者支援ビジネス」への参入が増加しています。特に関わる機会が多い就労系支援事業所は、ものすごい勢いで開設する数が膨らんでいます。併せて、国が施設数を増やしたいのが、障がい者が自立した生活を送るためのグ…
私が人材会社に在籍し、企業向けに障がいを持つ人材の紹介事業をしていた時に担当者の方からよくこんな声を聞きました。 「障がい者であっても健常者と同じような成果を出してもらう人でないと採用しません。」 「当社は、障がい者も健…
『感動ポルノ』という言葉をご存知でしょうか。最近、よく目にするようになったという印象です。おそらく、NHKが放送した「バリバラ ~障がい者情報バラエティ~ 」内で取り上げられた以降だったのではないかと思います 『感動ポル…
障がいのある「人」、採用する「企業」の双方を支援する就労移行支援事業所。 どんなことを支援してくれるのか知らない方も多いため、簡単な概要に加えて期待できることもご紹介したいと思います。 就労移行支援事業所(以下、事業所)…
前回は、自社で取り組んでいる障害者雇用がこれらにひとつでも当てはまるようであれば、早急に見直しをしないと手遅れになるかもしれない“時代遅れ”な5個の障害者雇用事例のうちの2個までお話ししました。 今日は、残りの3個の事例…