法定雇用率2.3%引き上げにみる「企業に求められる障がい者雇用」
新型コロナウイルスに世の中が巻き込まれて1年が過ぎました。国内の感染者数に目を向けると2020年の末から全国的に増加傾向となり、年が明けた2021年には都心部を中心とした地域で2回目の緊急事態宣言が発令されました。 一般…
新型コロナウイルスに世の中が巻き込まれて1年が過ぎました。国内の感染者数に目を向けると2020年の末から全国的に増加傾向となり、年が明けた2021年には都心部を中心とした地域で2回目の緊急事態宣言が発令されました。 一般…
新型コロナウイルス感染症の影響により、家にいる時間が増えました。遠出を控えるなど、生活に制限が掛かっていますが、その一方で、今だからこそ、何かに打ち込もうと意気込む方もいらっしゃるでしょう。 筆者も時間があれば何かに打ち…
前回の続き ≪コラボレーションによる雇用を考える≫ 繰り返しになりますが、これから企業に求められる障がい者雇用とは、法定雇用率に重きを置いた雇用となる「量」から「質」へと変化していくことだと考えています。 障がい者の雇用…
【A】 今回のように人事担当者から障がい者のお仕事に関するご相談をいただくことは少なくありません。企業によって状況は様々ですが、法律により義務化の対象となっている企業の経営者や人事担当者は、今後も障がい者の雇用が増加傾向…
音にまつわる困りごと 発達障がい者が感じる音に関する困りごとはしばしば、「感覚過敏」として表現されます。これは、他の人には特に気にならないような些細な音が気になったり、周囲の音が他の人が聞こえている音よりも大きく聞こえる…
前回の続き ④ 雇用の促進 法律で障がい者雇用を義務化することで企業は雇用に取り組み、法定雇用率を設けることで定量化を図れることになります。法律だけでは雇用の「質」は求められていないわけです。 以前には、雇用した障がい者…
2020年も残すところ僅かとなりましたが、記憶に残る色々な出来事がありました。 その中でも一番の大きな出来事といえば「新型コロナウイルス」ではないでしょうか。発生から1年が経とうとしていますが、世界中で感染者数が増加し、…
前回の続き 障がい者雇用がある一定の水準を満たしたときに、担当する部署も「個」→「組織」へと成長させる必要があり、それには『役割の明確化』と『情報の共有化』が重要だというお話をしてきました。 それでは、もう少し具体的にお…
今後も「法律による雇用の促進」または「社会的な義務・責務」といった観点は、障がい者も含めた共生社会実現へのはたらき掛けを後押しし、障がい者の雇用については法定雇用率の達成は当然のこととして、企業には更なる「雇用の質」を高…
前回の続き 【各種資格講習の受講・・・B~C】 最近は、精神障がい者や発達障がい者など、雇用後の定着のためにはより専門的な知識が必要となる障がい特性のある人材を求人・採用する傾向にあります。そのため、企業内の人事担当者や…
今回は障がい者雇用を実践していく上で必要な理解や知識に関するご相談にお答えしたいと思います。 現在の障がい者雇用は、法律の改正や企業の義務意識の向上もあり、およそ半数が法定雇用率を達成している点からも、関心事として非常に…
今回は、障がい者求人に関する企業からのご相談と就職活動中の障がい者からのご相談の2件についてご紹介いたします。 どちらのご相談も障がい者雇用に取り組んでいる企業の人事担当者の採用活動のヒントになる内容だと感じています。 …
今回は障がい者求人に関するご相談にお答えしたいと思います。新型コロナウイルスの感染拡大により、これまでの生活スタイルやはたらき方の変化が求められる時代となりました。これからの障がい者雇用も今までのはたらき方・雇用からの変…
前回の続きになります。 3、担当業務と役割期待を明確に 最近よく言われるようになった「メンバーシップ型」と「ジョブ型」。 ここでは、「ジョブ型」の視点で考えてみたいと思います。 ジョブ型ですので、担当する業務は明確にしま…
こんにちは。 暑い夏が過ぎ、過ごしやすい季節になりました。 マスクしない日常がまだまだ恋しいですが、涼しくなればマスク着用でも外出しやすくなりますね。 最近は、来客や出張も少しずつ増え、新たな出会いがたくさんあった前の日…
年間に就職する障がい者のうち、身体障がい者・知的障がい者・精神障がい者の中で最も多い障がい特性はどれかご存知でしょうか。 ミルマガジンのコラムをご覧いただいている方であればお分かりだと思います。そうです。答えは「精神障が…
2020年も2/3が過ぎました。今年は季節を感じることも少なく、年末には「新型コロナウイルスに振り回された1年だった」と振り返ることになるんだろうと思います。世界中が影響を受け、普段の生活や仕事など、多くの場面で変化を求…
私は45年間重度障がい者をしています。よく生まれつきの重度障がい者は中途障がい者に比べて社会経験が乏しいため、就労・はたらくことは難しいと思われてきました。今もその考え方が根強く残っていて、社会構造も昔のままで変わらない…
令和2年7月31日に「労働政策審議会障害者雇用分科会」が厚生労働省にて開催されました。公表された資料には、「障がい者法定雇用率の引き上げ」に関する記載があり、現時点では令和3年1月1日より予定通り0.1%の引き上げが実施…
今回も障がい者雇用に関連するご相談にお答えする【Q&A】をご紹介したいと思います。普段は企業の人事担当者からのご相談が多いのですが、今回は求職活動中の当事者からのご相談です。 【A】 過去にも、就職活動中・転職活動中の障…
今回は久しぶりに障がい者に関連するご相談にお答えする【Q&A】をご紹介したいと思います。 【A】 今現在、法律により従業員数45.5人以上の企業には法定雇用率2.2%に従って障がい者を雇用する義務があります。仮に法定雇用…
今回の新型コロナウイルスにより、日々の生活で全く影響を受けなかった人はほとんどいなかったのではないでしょうか。 自粛は解除され、制限された生活も徐々に緩和されていますが、原因であるウイルスに関する情報も未知な部分が多く、…
前回に続き、「行政機関・自治体が組み合わさった障がい者就労支援の仕組み」の後編として【メリット】【課題】についてお話したいと思います。 【メリット】 一般企業への就職率と定着率を高める 障がい者の中には社会経験の少ない人…
法律により国や地方公共団体は障がい者法定雇用率が設けられており、一般企業よりも少し高い雇用率となっています。その理由のひとつは、国や地方公共団体での障がい者雇用は「一般企業にとって手本となる取り組みである」ということが挙…